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プロローグ

カレン「もしもし、おじさん? カレンです。今日は。」

老先生「やあー、カレンちゃんか、久しぶり、元気にやってるかい?」

カレン「相変わらずです。今日はおじさんとT君にお願いがあって電話したの。」

老先生「何だい、お願いって。」

カレン「おじさんとT君は弁理士で、特許に詳しいんでしょ。」

老先生「詳しいも何も、これで飯食ってんだから。そりゃ詳しいさ。れで特許について何を知りたいん
     だ?」

カレン「実は、今度の学園祭で、私のグループは特許について発表することになっちゃったの。」

老先生「ほう、またなんで発表テーマを特許にしたんだい?」

カレン「この間、私の友達の秀才君がとっても便利なリンゴ皮むき機を作って、それを学生発明コンク
    ールに出品したら入賞しちゃったの。ほら! この雑誌見て。詳しく載っているでしょ。」

老先生「すごいじゃないか、彼氏か?」

カレン「やだー、ただの友達よ。もう。」

老先生「分かった、分かった。それでどうしたいんじゃ?」

カレン「そのコンクールを見にきた人から、その皮むき機について特許が取れるんじゃないかと言われ
    たんですって。こで、私のおじさんとT君が弁理士で、東京で特許事務所を開いているか聞い
    てみようか、と言ったら、ぜひお願いしますだって。それで今度一緒に事務所にお邪魔したいん
    ですけど、いいかしら?」

老先生「カレンちゃんのお願いじゃ、断われるわけないだろ。」

カレン「えへへ、そう言うと思った、ありがとう。じゃ明後日の10時でどうかしら。T君の予定も聞いとい
    てね。」

というわけで、カレンちゃんは友人?の秀才君とともに、おじさんの事務所を訪問し、特許についての勉強をすることになりました。

つづく

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